Back  照明担当  

○ 仕事内容
劇場、教室などの室内で上演する演劇では、舞台上を明るくする照明装置が必要です。
しかも、「舞台照明」は、単に役者が観客に見えるようにするという役割を超えて、 上演作品の演劇的空間を成立させるために、演出上重要な役割を担っています。
照明担当は、演出責任者とよく話し合い、作品世界に最適な照明プランを作成し、 プランを実現するために必要な照明の「仕込み」をし、実際の操作をします。
ただし、大会等で劇場を使った上演をする場合は、高校生がホールの照明装置を 自由にいじり回すことができませんから、「仕込み」は専門の照明スタッフがすることに なります。その場合も、照明スタッフの方は、演じる学校の照明プランを忠実に 実現するだけですから、「どんな照明にしたいのか」については、やはり部内の 照明担当者が考え、決めねばなりません。

○ 大会など、劇場で公演する時の照明係
舞台照明は、演劇作りの中で最も専門的な知識が要求される分野のひとつです。
音響や舞台装置は「最悪ゼロでも」なんとか演劇が成立するかもしれません(暴論ですが)。 しかし、昼間の野外劇でもない限り、照明をゼロにすることはできません。 照明プランを考える人は、舞台照明に関する概念、用語、セオリーなどについてある程度は 勉強をしてほしいと思います。
また、大会などの場合、当日劇場で照明の操作をする人も、「調光卓」の操作方法等について 事前の学習が必要です。 当日操作するのがあまりにずぶずぶの素人では、リハーサルで時間を浪費したり、 致命的な失敗をしてしまい、演劇作品をぶち壊しにしてしまいかねません。

フォローピンスポット(いわゆるピンスポ」)が必要な場合、それを操作する人は 調光卓を操作する人と別人であるべきです。

○ 校内公演の照明係
校内公演の場合、教室に備え付けの蛍光灯などで暗転、明転処理をするだけなら それほど苦労するものではありません。しかし、部で所有する照明機材を普通教室に 仕込む場合などは、照明機材の扱いや、電気(電圧・電流など)に関するある程度の 知識が必要です。
照明機材は音響などに比べ大電力を消費することがあるので、 配線の不備によっては最悪の場合、コードが電流に耐えられず発火→火事といった事故、 あるいは感電の危険性などもあります。